031897 ランダム
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アカタライ通信

経産婦な出産


ジョー君の出産予定日は2006年4月20日。
でも、ジュンの時と同様に予定日を過ぎてもまるでその兆候はなく、
予定日の1週間後の27日の検診に行ったときに、
「子宮口はまだ全然開いてないから、陣痛促進剤を投与しましょうか。
今日の夜から入院してください」って言われた。
それで一旦家に帰って晩御飯を家で食べてからジュンを実家にお願いして、
このときはまだ結婚してなかった妹に車で病院まで送ってもらった。よkk
20時ごろに病院に到着して、とりあえず病室に入って診察を待つ。
診察前の看護婦さんの説明では、
「これから最終的な診察をして、
経過がよければ明日の朝から陣痛促進剤を投与することになると思います。」
ってことやった。
しばらく待って内診室に呼ばれて、当直の先生に内診してもらってんけど、
この先生は小柄な女医さんで、内診しながら、
「なんか子宮口まで遠いなぁ、、、」とか
「よいしょっ」「う~~~ん、えいやっ」とか言いながらの内診で、
結局、「あれっ?今日の昼には子宮口の開きが0センチやってカルテに書いてるのに、
今の私の手の刺激で3センチまで開いたわ」って笑いながら言う。
しかも「促進剤使うことなくお産が進みそうやね~。私ってひょっとして名医?」
などと言いながら看護婦さんたちと談笑。

3センチ開いたけど、まだ時間はかかるはずやからとりあえず部屋に戻って待つことになった。
部屋のベッドで横になってたら、ジュンのお産のときにもお世話になった準婦長さんが来て、
ちょっとお願いがあるんですけどって。。。
「今度出産フェスティバルってのがあって、そこで上映するイメージ映像を撮ってるんだけど、
あなたの出産場面を撮影させてもらえませんか?
あくまでもイメージやから下の方は撮影せずに頭の方からだけですので」ってお願いされたから、
これから出産する人たちの参考になるならばと快諾してあげた。
でも映像に収まって大勢の人に見られるわけやねんから、
いくらお産のときとはいえどもあんまりみっともない格好は嫌やなと思ったので、
急いで眉毛だけ書いて準備しといた。

3センチ開いてても生まれてくるまでにはまだ何時間もあるやろうと思ったけど、
とりあえずダーリンとお母さんには連絡だけしといて、
本格的に陣痛が始まったらダーリンに病院に来てもらうことにした。
それにしてもお産の進みはまだまだやろうと思って安心して眠りにつこうとした矢先、
なんかお腹が痛い。でも、まさかまだまだやろうと思って、痛さを我慢して横になってた。
だって内診して3センチ開いてから、まだ1時間ぐらいしか経ってないもん。。。
だんだん痛みは激しくなってきたけど、「まだ我慢できるよな~」と思いながら、
看護婦さんを呼ばずに横になってたら、看護婦さんが慌てた様子で部屋に入ってきた。
私はお腹に陣痛を測る機械をつけて横になっててんけど、
看護婦の詰所にあるその機械の無線機が大きく反応してたらしい。
すぐにさっきの女医さんが来て内診したら、「8センチ開いてます」。。。

あわただしくダーリンに電話したり、お産の準備をしたりして、
陣痛室に入る間もなく直接分娩室に移動。
この間に看護婦さんの言うところによると、
「同じ経産婦でも、前回の出産が近いほどお産の進みが速い傾向」らしい。
分娩室に入ったら、すでにカメラと院長がスタンバってて、
どうやら今日のお産は院長が担当するらしいってことがわかった。
普通やったら夜中の分娩は当直の先生がするねんけど、
そうか、やっぱり撮影するときは院長自ら出てくるのんか~。

分娩台に上がったときにはすでに子宮口全開。
痛いのは痛いけど、まわりには撮影の人もおるし、
やけに冷静に状況を判断できてて、
なんとか分娩に間に合うようにやってきたダーリンに
「汗拭いてくれるとき、眉毛んとこは絶対に拭かんといてや!」とか、
「いきまれへんから手ぇ握らんといてや!」とか、いろいろと注文してた。

陣痛の波に乗っていきみながらも、キレイに撮れてるかな?とか考える余裕までアリ。
↑ってか、だれも産婦の顔なんか見いへんって!(笑)

そして、陣痛開始からたった4時間で、ジョー君が誕生!
こんなに痛くなく辛くなく産まれてくれて、本当にありがとう。

赤ちゃんが産まれてきたら、すぐにキレイに洗って服を着せてくれて、
分娩台の上で家族撮影するねんけど、
あんだけダーリンに眉毛は拭かんといてって言うたにもかかわらず、
記念撮影の前に鏡を見たら眉毛はなかった・・・。
でもあんまりにもしょげてる私を気の毒に思った看護婦さんが、
眉毛ペンシルとブラシを持ってきてくれたから、ちゃんと眉毛のある記念写真が撮れてよかった。


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